- 治療目標はケースによって様々です。患者さんご本人と担当医療者が話し合い、双方が納得した目標を設定します。
- 治療目標はゲームに関する行動のコントロールだけにとどまらず、それによってもたらされる心身の健康や人間関係などQOLの改善も含まれます。
- 低年齢で発症しやすい病気のため、回復には同居しているご家族への支援が必要となるケースが多いでしょう。
- 多くの場合、定期的な通院によって治療が可能ですが、重症の場合は入院治療が必要となる場合もあります。
- 長期に渡りゲーム優先の生活をしていたことによる健康問題(不眠、栄養不足、運動不足、骨密度低減など)のスクリーニングが推奨されます。
- うつ、不安など他の精神疾患及び発達障害のスクリーニングが推奨されます。
- 他の依存症も併発している可能性があるため、アセスメントを行いましょう。
Zajac, K., Ginley, M. K., Chang, R. & Petry, N. M. (2017)
Treatments for Internet Gaming Disorder and Internet Addiction: A systematic review,
Psychology of Addictive Behavior, 31(8), 979-994